私自身がピアノという楽器に巡り合ったのは、3歳の頃でした。小さい頃は、母親に言われて泣きながら練習していたのを覚えていますが、いつしかピアノの魅力に魅かれ ショパンの旋律に魅了されてショパンの祖国であるポーランドへ渡りました。 ワルシャワでの生活は音楽そのもので、ピアノに明け暮れる日々を送りましたが、その中で、演奏法の基礎を、初めに戻って一から叩き込まれることになりました。
ピアノは、メロディー・リズム・ハーモニーという音楽の3要素を用いて、単独で感情を表現することのできる優れた楽器です。ピアノを習得することで、この音楽の3要素を自然に身につけることができます。
しかし、豊かな表現力を身につけるためには、初めに演奏法の基本をマスターすることがとても大切なのです。誤った演奏法を覚えてしまうと、いつか「壁」にぶつかることになってしまいます。
さまざまな曲に要求される「音」を作るためには、「音」のパレットをたくさん持ち合わせていなくては表現できません。たとえば、ノンレガートの奏法と、レガートの奏法では、腕、手首や指等の使い方が違いますし、作曲家や作品によって要求される音色は違います。 基本的な正しい演奏の在り方が身についていないと、曲にふさわしくない音色の演奏になってしまったり、乱暴な演奏になってしまったりするのです。
ピアノは、打鍵する瞬間が勝負の楽器です。打鍵したあとの余分な力は無意味ですから、いかに効率よく打鍵する瞬間に指先に力を集中させるか、ということを考えなくてはいけません。 これが、ピアノという楽器を単なる打楽器(衝撃音)ではなく、「鳴らす楽器」「歌う楽器」にするコツでもあります。
スポーツなどでも同様ですが、余分な力の入った状態では良いプレーをすることはできませんし、また、正しい姿勢と手の形(フォーム)を維持することも重要なカギとなります。 ピアノは初めが肝心・・・・一度間違った演奏法や姿勢を覚えてしまうと、後で直すのはとてもたいへんですし、上達を妨げることになってしまうのです。
ですから、遠回りをしないためにも、初めから正しい演奏法の在り方を学ぶことが大切です。
そして・・・・・
「こんなに素敵に弾けるようになった!」
「自分の気持ちを自由自在に表現できるようになった!」・・・・・・etc.の声を励みに音楽する歓びを生徒の皆様と共に分かち合いながら日々のレッスンに臨んでおります。
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